さみしがりの抱き枕
」のレビュー

さみしがりの抱き枕

白松

千里と陽人はお互いが最高の抱き枕ですね〜

ネタバレ
2024年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 極度の寂しがりを紛らわすために適当に相手を見繕ってきた千里が初めて心から求めた相手が陽人であり、跡を継がせるためだけに養子として育てられ愛情や人に何かをしてあげたり求められたりする喜びを知らずにどこか無機質に育った陽人が様々な人間らしい"初めて"を与えられたのが千里だったんですよね〜。二人の寂しい者同士が自分にピッタリの最高の抱き枕を手に入れる物語は、読み心地も読後感も良くてとても楽しめました。🙂

もう一作の千里の職場であるカフェの店長と彼の年下幼馴染みウェイターの物語は、短いながらも彼らがひっそりと積み上げてきた13年分の恋の集大成を垣間見ることができる良作で、これまた素敵でした。😉

そんな訳で全体的に満足感の高い一冊だったのですが、一つだけ心残りがあって・・・陽人から千里への誕生日プレゼントが何だったのか明かされずじまいだったので気になっているんですよね〜。おそらく人生初の自分で稼いだお金でのプレゼントであったと思うので、千里のために何をチョイスしたのか知りたかったなぁ〜。プレゼントをもらって喜ぶ千里の顔を、そしてその姿を見て更に喜ぶ陽人の幸せそうな表情を拝んでみたかったです(泣)!😢
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