おっぱぶクラウン
」のレビュー

おっぱぶクラウン

香坂あきほ/栗城偲

癒し癒され、愛し愛され。

ネタバレ
2024年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●作者さん(作画)の絵が好きで、拝読してみました。おっパブ…と言いつつ、“バイーン!!”という弾けるような胸はひとつも出てきません(笑)温かさだったり、厚みだったり、感度…だったり?
●3CPのオムニバスです。目次ご参照。『王子』『騎士』『女王』っていうサブタイトルが好きですね。全部おっパブのスタッフ側を指してるのかと思ったけど、そうでもなさそう(次項)
●『王子』利己的な“王子”は客の才谷の方でした。女性に振られて、その日におっパブ連れてこられて、いきなり男の胸に癒される??と思わなくもないですが、才谷って性別関係なく人を愛したり大切にされたりしてこなかったんだろうなぁと。あっという間に凪は才谷の特別な人になります。“姫”でしたね。王子に見染められトントン拍子に寿退社!
●『騎士』ボーイとして働くヒロが、常連の高階に胸を気に入られる。ヒロも高階もそれぞれに抱えてるものがあって…。高階が夢破れたヒロの癒しになり、ヒロがつらい過去を引きずる高階の“騎士”になる。こちらもヒロは初め「男に触られるなんて…」という感じだったので、急に高階に独占欲湧くの不思議ではありますが、展開は好きです。超あっさりですがえっちあり。
●『女王』おっパブNo.1の伊織と、彼だけを指名し続けるくせに飄々としてる不動。これは…不動の愛情表現が分かりにくすぎる!!未熟な“女王”…それ以上に未熟な“王”……。伊織は「こんな奴好きにならない」って頑なだし、不動は言葉にするのヘタクソすぎ。表情見てると、二人とも相手のことすごく好きって分かるんですけどね。後輩キャストの希望くんが良いキャラです。この子にもストーリーあればよかったのに。
●『花の宴』は漫画の描き下ろしでオールキャスト。全員出てくるとちょっと誰が誰だか???『王の箱庭』は『花の宴』の続き、原作者さんによるショートストーリーで、不動とママさんの会話。総166Pでさらっと読めます。
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