氷花の初恋 笑わぬ令嬢は無骨な騎士団長を恋い慕う
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氷花の初恋 笑わぬ令嬢は無骨な騎士団長を恋い慕う

陸斗いく

転生設定も元は小説だった設定もいらない

ネタバレ
2024年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表情筋の死んでる女の子が恋をして好きな人の前で笑いたいと思う話。本人は無表情だけどとても良い子で、脳内会話がとてもかわいい。令嬢同士の会話でも場をつなぐために何とかしなきゃと思うものの(無表情)言葉足らずで溝深めて脳内で焦るとか、一目ぼれした時(無表情)の脳内会話とか、結婚相手がその人だった時(無表情)の喜ぶ脳内会話とか、読んでいて可愛いと思える。好きな人の前で笑えればって思うのも可愛いし応援したくなる。不満なのが転生設定も、これが小説内の話で自分はモブってところいらないんじゃないかな?表情筋の死んでる可愛いご令嬢が恋をして笑顔になりたいってだけでも面白いし興味が湧くのに。わざわざ転生だの小説内モブだの設定付け加えたせいでただでさえ群雄割拠する転生なろうの中に埋もれてしまって安っぽいというか量産的な作品に成り下がった感じがする。
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