悪役令嬢(仮)の奮闘
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悪役令嬢(仮)の奮闘

梶山ミカ/木村るか/氷堂れん

星の数に悩む

ネタバレ
2024年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 転生もの+悪役令嬢ものの王道かなと思って読んでいたのですが・・・2巻くらいまでは悪くなかった気がするけど、4巻まで読んで、もうこの辺でいいかなと思っています。アレ?これってこんな話だっけ?という感想。
みんな優秀で、みんなイケメンなんだけど、何だか全員カッコよくない(笑)全員やってる事が中途半端。悪役令嬢=主役のレベッカは優秀なのに、細かすぎる設定のせいで印象が薄い。そこにダメ聖女候補が「またか。。。」という頭の悪いコトをやらかす、の繰り返し。
断罪イベント後、レベッカとシャーロットが仲良くしようとするのが無理矢理すぎてちっとも仲良さそうに見えない。理屈でがんじがらめで、その辺の貴族の下心が可愛く思えるレベル(笑)
転生前と転生後のエピソードの絡みも、関係の説明しか印象に残らないくらい甘さが少なくて中途半端。月が綺麗ですね系のエピソードすら単なる説明にしか思えない。
敵対勢力(?)の妨害みたいなのも毎回似たようなパターンで、毎回失敗。
さらに聖女候補が園児か?と言うレベルに落ち着きなくて鬱陶しいのでお話の停滞感に拍車がかかります。(それが狙い?)1巻読んでも全然話が進んでなくて、しかも設定が盛り沢山だから何だか凄く疲れる。この細かい設定必要だったのかな?という感じで、小説じゃないんだから、もう少しエピソードの引き算が必要な気がします。
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