普通の日々にあふれる愛と幸せ

健康で普通に生活できること、愛する人が側に居ることが本当の幸せなんだと教えてくれる素敵な物語でした。ヒロインはずっと手術を繰り返し体力なく過ごしてきたので、普通に過ごせる自分に喜びを感じていて、精神的には生命力にあふれていて可愛いです。ヒーローは作者さんが後書きでヒロインの過激派守護隊長と書いているのが正にその通り！と笑えましたが、ヒロインが幸せで居ること、その一番側に自分が居ることが人生の中で何よりも優先、という人生の指針がハッキリしている様子が迷いなく格好良いです。私たちも見習わないといけないと感じました。そのために必要なものがお金や知識なんですね。ヒロインもヒーローも大金を持っていましたが、それを持っていることよりどう使うかが大事なんだと教えられる内容と感じました。そんなテーマも素晴らしかったのですが、登場人物のキャラも素敵で物語展開も飽きさせず読了できました。ますます作者さんのファンになる物語です。