錬金術師と不肖の弟子【SS付き電子限定版】
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錬金術師と不肖の弟子【SS付き電子限定版】

杉原理生/yoco

個人的な苦手展開があり…

ネタバレ
2024年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジーBL作品としては★5です!攻めのアダルバードも最初は塩対応ですが実は一途で最後には溺愛で良きですし、受けのリクトも凄く可愛い!そして料理上手で芯があって、でも天然で可愛いところもあったりして、本当に好きなタイプの受けちゃんです!オススメです!ただ、時間軸があっちこっちへ行ったり、独自の設定があるので読解力が必要な作品ではあると思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※以下、重大なネタバレを含む※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※では何故★2なんてつけるの?!と思われるでしょうが…。これはあくまで個人的に苦手な設定による評価です。それは受けが“攻めの元恋人”の器だったり、生まれ変わりだったりする設定です。私はどうしても、攻めが昔の恋人の面影を受けの中に見出していそうな展開が苦手で、そういった類の作品は避けてます。特に受けと、元恋人が完全な別人格で描かれているものは、しんどいです。受けが元恋人だったころの記憶を追想する(すなわち元恋人と攻めの恋愛描写)シーンや、攻めが今の受けを愛しているが、「俺はどちらが…」と悩むシーンなんかは、モヤモヤが爆発してしまうんです。私は受けキャラ贔屓なので、元恋人が受けの元の人格なのだとしても、別人格なので、ただただ攻めが元カレへの未練タラタラにしか感じられず…。今回のお話では、攻めのアダルバードは受けのリクトを、現在のリクトとして愛してると結論が出てるのでまだ救われたのですが、やはり途中モヤモヤが過ぎるので、やっぱり私はこーゆう設定の話が苦手なんだなと再確認しました。ただ、そこが大丈夫な方は!ぜひ読んで損なしです!最後には攻めが受け一途になるなら良いじゃん!て思う方なら全然大丈夫だと思います!よく練られたファンタジーです!
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