おかえりアリス
」のレビュー

おかえりアリス

押見修造

後半がなぁ………

ネタバレ
2024年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思春期、恋愛、性欲、異性、同性、性自認。

慧ちゃんのように女の子の格好をして同性の洋ちゃんが好きだけど女の子になりたい訳ではない苦しみ。三谷さんは慧ちゃんが好き、その慧ちゃんから誘われて拒みきれない洋ちゃんの性。好きだった慧ちゃんから冷たくあしらわれ、女の自分ではない男の洋ちゃんを選ばれた女性としての三谷さんのやるせなさ、承認欲求からか洋ちゃんに酷い事をするのが切ない。

あとがきがこの漫画の柱になっているようで、作者が自分の性欲を良く思ってなく、だけど、性欲はしっかりある。どうしたら良いか分からない、男を女を降りる。魂の交換のような、分かるような分からないような。

途中までは惹き込まれた。凄かった。当たり前に☆は5個だった。

ただ、6、7巻がふわふわしてて良く分からなくなった。後書きで理解を深められるのは嬉しいけど、やはり漫画の中でもっと見せて欲しかったし、伝えてほしかった。凄く好きな作家さんなので。
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