愛されていないけれど結婚しました。 ~身籠るまでの蜜月契約~
真白燈/cielo
このレビューはネタバレを含みます▼
ヒーローはキャロラインを好きだったわけではなく、色々と援助をしてくれた恩人の娘との政略的な婚約に、反発したかっただけに見えます。
ヒロインの父に頼らなければならない現状に不満で、無意識にヒロイン父の思い通りにさせたくないという抵抗感の表れのような。
ヒーローは、本当はヒロインのような受け身の女性が最初から好みなんだと思います。
敢えて、好みとは真逆のキャロラインのような女性と付き合ったのも、本当の好みに気づかれたくないと言う、やはりこれもヒロイン父への反発のような気がしました。
結果的にヒロインを深く傷つけることになるんですが、でもまぁ、まだ反抗期から抜けきれない16、7の若者だものね。
段々と大人になって、ヒロインの良さに気づき、過去を反省もして、最後は幸せになって良かったなと思います。
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