彼は死者の声を聞く
」のレビュー

彼は死者の声を聞く

佐田三季

夢中になって読んだ

ネタバレ
2024年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 画家 神成静彦(かんなりしずひこ) 27歳×編集プロダクション「トーミ」社員 斎木明史(さいきあきふみ ) 28歳
愛憎入り交じり系ボーイズラブです。幼馴染みの2人、天才的な絵画の才能の持ち主である神成と才能がない(と言われた←神成からではないです)斎木、好意を寄せてくる神成を邪険にすることで溜飲を下げていた斎木は双子の姉 朋の死を契機にお互いを憎むようになり、この感情が読んでいて怖いと言うか痛いと言うかドロドロで、先が気になって貪るように読みました。めっちゃ読みごたえありました。こういう傷つけ合って苦しみもがいて何かが生まれてくるみたいなお話好きです。この作者様の他の本も読もうと思います。
2013年7月 総447p 挿絵あり
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