このレビューはネタバレを含みます▼
5巻まで読了。片桐がすごく魅力的。特にいいなと思うのは、片桐が常軌を逸したクズな自分を全肯定しているところ。それ丸ごと長谷川にぶつかって落としに行ってる。軽口叩いて余裕綽々に振舞っているけれど、やってることはかなり熱い。仕事が忙しい上司の長谷川に自分の汚部屋を掃除させて平然としているところにも、(長谷川ではなく)片桐の愛を感じてしまう。
男同士ならではの雰囲気がよく描かれていて、いろんなBLを読んだけど、ここに落ち着こうか…と思うほど良い。でもこれBL読み始めでは解らなかったと思う。多分最初は甘々を求めてしまうから。自分がBLに何を求めてるか解ったような気分になった。