文体にクセがある

ネタバレ

2024年8月8日

このレビューはネタバレを含みます▼ 文体にクセがあるのですが、あとがきによるとweb小説の書籍化らしいので納得です。「ちゅくちゅく…くちゅ…」だの「ぬぷぬぷ…ぱちゅん…」だの擬音で一行使う手法には初めて出会ったので驚きました。しかも何度も何度も何度も出てくるので、ページ数を稼ぐためにわざとやってるのかな～と思ってしまいます。極めつけは「パンッパンッパンッパンッ」で一行使ったこと！声を出して笑ってしまいました。キャラクター達はみな生き生きとしていて魅力的でした。ただ凛の両親が、娘の性格が変わっていきなり大金を手にしたのに金の出どころに怪しむどころか浪費しまくっていてげんなりしました。あといくら魔法が使える世界線だからといって、死んで別の世界線に転生したはずなのに簡単に里帰りできたのも興ざめでした。ご都合主義なところが所々あり、魔法といえばそれで全て許されると思ってるのかな〜。面白いお話を書かれる作家さんなので、編集さんが上手くリードしてプロとして育てていってあげてほしいです。

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かさかささん

(女性/30代) 総レビュー数：15件

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