いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか?
君塚力/日丘円
このレビューはネタバレを含みます▼
今やいじめをやるのは生徒だけじゃない。最後は教師いじめの話で締めました。ちょっと前に教師いじめが問題になって適当にググっただけで実名や顔が特定される時代。発覚する前から相当恨み買ってたんだろうなと当時思ってました。
学校という箱の中から出られないのか、指導者じゃなくて支配者と化し定年まで生徒を支配した結果が今の世の中だろうな。相沢先生は制裁を下しましたが、ぶっちゃけきっかけにしか過ぎず結局は人間性が育まれなかったが故の自滅で終わってますし。
改心した子は立派だったとは思いますが世間の目は冷たすぎるから大変だろうと思います。和解とかだと擁護されたと認識されて本当にトドメを刺されるまでさらし者になるパターンもありますし。
勉強さえできれば許されてしまうせいですかね?その結果が学校で銃乱射したり殺人に対して希薄になる人間を生み出しちゃうんですかね?冷たいこと言うと教師にとっては定年まで何回もある内の一つなんでしょうが。
内容が当たらずとも遠からずに思えてしまい。教師が支配者である限りこういう人は増えてくんだろうな。そういう意味だと最後の展開の話もやってほしかったです。
いじめ探偵と合わせて読むと根深さが増します
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