このレビューはネタバレを含みます▼
幼なじみイケメン4人+主人公1人という乙女の妄想のような設定で、これでもかとばかりにキュンとするシーンが散りばめられており、気持ちよく読める漫画です。
この漫画の面白いところは幼なじみイケメン4人全員が主人公の女の子を好きだというわけではないというところです。なので胸キュンもしっかり摂取しながら読み進めたくなる飽きないストーリー展開がされています。
それだけではなく、勇気を出して1歩踏み出してみて見える景色、変わらない絆、何度失恋したって、失敗したって大丈夫、という生きていく上で大切にしたい価値観を教えてくれる作品です。
高校生の煌めく青春を目いっぱい感じながら、読者の私自身も大切にしたいかけがえのない青春を思い出させてくれます。
ただ気になるのがコロナ禍?の設定です。未知のウイルスなのにみんなマスクしてないし、一緒に向かい合ってご飯食べるしで行事が中止になっても意味無くない?となり没入感が薄れます。主人公が漫画家を目指す経緯や現在は編集者になっている理由も今後描かれるならいいですが謎です。男の子たちの過去はたくさん描かれているので行動の理解がしやすいですが主人公の情報が希薄なので何もしなくても好かれるただのラッキーガールな印象が否めません。読者が応援したくなる主人公かというと微妙かもです。
でも手っとり早くキュンキュンできるし青春をこれ程までかと浴びれる作品なので高評価です(* • ω • )b