赤髪の白雪姫
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赤髪の白雪姫

あきづき空太

壮大な人間成長物語

2024年8月13日
一国の第二王子と隣国から来た少女がどうやって恋仲に落ち、身分の違いを乗り越えるのか…
そうラブ要素を求めて読み始めましたが、ラブ要素はほぼゼロです。
あってもちょっと軽めのハグとキスと言葉でお互い赤面する程度です。
内容の大半は主人公の白雪が、第二王子・ゼンの隣に立つために、どう職を手につけ技を磨き人と関わる中で、国難を乗り越え、国王(ゼンの実兄)の見方を変えるのか…
そういう話です。
その成長過程が好きな人はハマると思いますが
私のように、恋愛カテゴリーで身分差から起きる切なさや、時に押し寄せるニヤニヤなどを求めると
何を読まされてるのか…って感じになります。
あとセリフが何を言いたいか分からなくて響かないのもあり。
しかしながら世界観やエピソードなどは素人では考えつかないし作り込まれていて素晴らしいです。
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