このレビューはネタバレを含みます▼
もうほんとなんだこれとしか言いようがない！くだらない！すごくくだらないぞ！
あまりの徹底したおふざけぶりに声だして笑っちまったじゃないか！最高だぞ！
ちなみにストーリーはいわゆるほんとの寝取られものではないので、ほんとの寝取られものを期待している方は要注意です。「ほんとの寝取られもの」の定義がそもそもわからんけども(笑)
攻めの幸樹の意味不明な性癖に振り回されることになる受けの楓。この幸樹のわけのわからん性癖をきっかけに、タカシというかけがえのない愛棒を得た二人は、やがてタカシと三人で家族として生きていくことになりました、というハートフル大真面目徹頭徹尾おふざけコメディです、と私は読みました(笑)
私が特に好きなシーンは、第三話でタカシが椅子に縛られてるとことかかな。そしてそんなタカシを抱き締めて走り出す楓(笑)
なんだこれ(笑)
「タカシがこの世を去って早１ヶ月」とかもね、なんだそれ(笑)
本編ラストの一ページも、三人家族の日常の一コマ的な？(笑)なんだこれ(笑)
ここまでくると、ひっじょうーーーーに残念なのは、重要人物(人じゃないけど)であるタカシが、終始白抜きであることであります！タカシは大事な家族ですよ！家族を白抜きにするとは何事ですか！
椅子に縛られてるときも、ボロボロになって死んだときも、家族三人そろったときも、どんな時も白抜かれてしまったタカシ(涙)ああ、できることならちゃんとタカシの全貌が見たかった。タカシ、あなたはほんとはどんなお姿なの？
どうかタカシを白抜きにしないでください、お願いします！！！
とにかくも、大真面目におかしなことをやりまくってる攻めと受けのやりとりが楽しく、非常に明るい気持ちになった。ページをめくった次の一コマに笑わされたり、妙なセリフを真剣に言ってる様も楽しい。
幸樹の性癖は結局ようわからんし、濡れ場があまりエロく感じられず、正直BLとしての萌えどころはなかったんだけれど、まあここまで楽しいならいいかなと、あーなんか気持ちが軽くなったー、読んでよかったです(笑)
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