キラキラしても、しなくても
」のレビュー

キラキラしても、しなくても

小池定路

思春期に思うこと

2024年8月19日
思春期特有のキラキラ感だけでなく、自分の中にもドロドロとしたものが流れているんだなと気付くような作品。
幼馴染みへの思い、友人への思い、大切な友人を失ってから気付く気持ちなど、綺麗事だけじゃない展開で進んで行きます。
それなのに全体的には爽やかさが残る作品で、登場人物の誰かに必ず共感できるのも読み応えがありました。華やかさがあるわけではないけど、こういう地道にコツコツ的な作品が大好きです。多くの人に読んでもらいたいし、自分が思春期に読みたかった作品です。
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