愛さないって言ったの公爵様じゃないですか ~変転オメガの予期せぬ契約結婚~
村崎 樹/カワイチハル
喜助
さん
(女性/40代)
総レビュー数:137件
溺愛攻め好きには◎飛んで火に入る受けは△
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
作家買いです。村崎先生大好きです!が、今回は★2.5ですみません…。最初は受けへ愛さない宣言をする攻めも、割と早い段階で溺愛攻めになります。私的にはもう少し塩対応期間長くても良かったくらいです。今作は、なんと言っても攻めの公爵様はめちゃくちゃ良い男です。とにかく溺愛攻めが好きな攻め推しさんだったら間違いなく★5作品かと!受けの子はベータからオメガへ服薬によって変転する設定で面白い!元々がベータなので考え方もフラットで良いですね!そして優秀な薬剤師であり、統治者の才能もあります。そんな受けが活躍する姿が前半で楽しく読めます!ではなぜ★2.5なのかと言いますと、後半に差し掛かり、失速しました。明らかに罠でしょう…と分かるのに「まぁ護衛をつければ大丈夫だろう」とか「仲良くなったオメガの青年を信じたい」とかナントカカントカで罠に嵌り、受けちゃんあっさり誘拐される展開どーーなの!?飛んで火に入る夏の虫なの?!と思ってしまいました(T-T)賢い子なんじゃなかったのかーーい。まぁ人を疑いたくない情にあついタイプといえば良いのかな…。でも攻めも忠告してたじゃーーん彼は怪しいってさぁ。私は受け推しで、受けの行動や言動によって作品の印象が決まります。受けが不可抗力では無く、みすみす罠に嵌る展開にイライラしてしまう方なので、この評価になりました。正直言いますと、この御本が従来の800円前後なら★4です。王道万歳あー面白かったーという感想かもしれません。しかし1540円(税込)なんですよ。否が応でも期待が高まりますし、読了後の満足感にも値段相応を求めてしまいます。
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