このレビューはネタバレを含みます▼
読んでいくうちに、これはマズイと思うくらい涙が止まりませんでした。幼馴染で恋愛結婚した元夫が不特定多数の女性と遊び、妻であるアリュリーに愛されてると自惚れて、離婚するまで駄々をこねるシーンは本当にイラッとしますが、離婚すると決めてからの彼女の行動力と決別発言にスカッとしました。その後辺境の地で看護師として自立し充実した日々を過ごすアシュリー。そんな彼女に惚れてるカイゼルは最初脳筋の大型犬と思っていましたが、プロポーズの言葉や花言葉の意味、そして手紙で彼の深い愛情が伝わってきて涙腺が崩壊しました。テンプレのようなストーリーが多い中で心に傷を負ったヒロインが新たな幸せを掴むまでの過程が丁寧に描かれていて共感するシーンも多くあり本当に面白かったです。ただ個人的に泣けるシーンがあるので、涙腺が弱い方は家で1人のときに読んだ方が良いと思います(笑)