このレビューはネタバレを含みます▼
前例のない男の聖女というだけで、能力は申し分ないのに虐げられてきたリル。当然自己評価がとても低く、他人優先で自分の意志を持っていなかった。そんな彼が隣国でジン達と過ごす内に前向きになっていったところで祖国に戻され、残酷な現実を突き付けられるが……
ランスから聞かされたことに一度絶望するも、自分が皆を助けたいから、とエリクサーを作り出すリルは、健気だけど格好よかった。最初と比べて成長してるなぁ、と。
痛い目見たはずが全く懲りてない馬鹿皇子に加えて、質の悪い叔母まで参戦、もうトネールに未来はないよ……ジンー!早く助けて!!