GOOD BOY中毒【単行本】
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GOOD BOY中毒【単行本】

ともち

話の終わり方が残念

ネタバレ
2024年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻と2巻読ませていただきました。dom・subの漫画はよく読むんですが、攻めはハードプレイをしたいのに受けはハードプレイができないという設定は今まで見たことがなかったので続きが気になり2巻も購入しました。
元々すれ違いものが好きなので、お互いに相容れない状態でどう話が進んでいくのか楽しみでした。
けど、実際にはそもそも攻めがハードプレイを求めてなかったという…
ハードプレイをしたい者とできない者が惹かれ合うからこそすれ違いがあって話に深さや重さが出るのに、その設定自体を実は違いました!って…
それならそれでもっと攻めがハードプレイに固執する理由とか過程とか、苦しみとかを伝えて欲しかった。
あんなに自分たちを苦しめてたプレイ嗜好のことなのに、本当はハードプレイが必要ないってことを攻めが気づくような描写も受けに伝える描写もない。
幼なじみも相談に乗っていたときは気づきながらその事に触れなかったくせに、あのタイミングになってから急に言い出したのも訳分からない。もっと言うタイミングあったし、言わなかった理由も取ってつけたみたいだった。自分を父親の代わりに殴ったことを攻めが沈むからって、当時に伝えれなかったのは分かるけど、あれから何年もたって、嗜好のことでいっぱい攻めが苦しでるの知ってるのにそれでも伝えないのは何?父親うんぬんより今現在も苦しめられてることの方がよっぽど問題だし、そこに目がいかない幼なじみも理解できない。
攻めと受けの嗜好が全く違うという設定も、その嗜好自体が実は違うかったという話の流れもどちらも良かったのに、話の過程がご都合主義というか色々腑に落ちないところがあり残念です。
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