レビューと立読みで衝動買い

初読みの作者さんや初コミックを購入するときはレビューをよく見て立読みもし、一旦カートに入れてしばらく様子見することが多いけれど、この作品は即購入してしまった。そして、この判断は間違いではなかった。


倉田と陽人の出会いはＢＬでよく見掛けるもので、そこからハウスキーパー的な仕事をするというのもあるあるな展開。

でも、倉田が本当にぶっきらぼうで陽人は控えめな真面目くんだから、なし崩しにエロい関係になったりせず、かといって変に拗らせたりさせず、倉田が人を寄せ付けずぶっきらぼうになってしまった過去や陽人がバイトをせざるを得なくなった事情などが過不足なく物語に組み込まれ、二人の心情に寄り添いながら読めたのが良かった。

ただ、吹き出し以外の書き込みも多く、陽人の想いもセリフで全部明かされてしまうのが勿体ないなと少し思う。


仕事に関係のない会話をあまりしてこなかった二人だから、最後の陽人の情報過多に固まる倉田が面白く、読んでいるこちらもビックリしてしまった。