自由気ままな精霊姫
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自由気ままな精霊姫

比良純香/めざし/しょくむら

母親がいちばん…

ネタバレ
2024年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 邪悪です。これ母親がラスボスの話?
2巻まで読んで、よくあるざまぁ系になろう系を掛け合せた感じかなという感想。やけに無能な主人公の敵とやけに有能な主人公の味方、そしてチート能力を手に入れた主人公。この設定は別に良いんだけど細かい描写にツッコミどころありすぎて文字数足りない。
まずこれ悪役令嬢モノの1周目によくあるバッドエンドルートみたい。悪役令嬢が活躍できなかったから主人公サイドが幅を効かせて王国滅亡みたいな。完全にこの作品の主人公悪役。ヒーローが主人公を好きになる描写も、もろ魅了というか洗脳されてね?って感じだし…。こっから時間巻き戻って悪役令嬢出てきて主人公交代になったらどんでん返しすぎて面白いな。無いけど。
そして1番突っ込みたいのは主人公の母親(とその周囲)。戯れに恋人(?)の子供を苦しめて楽しむ、自分の娘が死に瀕するまで放置、そしてそれに恐怖はしても全く憎んだり疑心を持つことの無い盲信的な味方たち。この母親は好奇心で人間に近づいて利用して戯れに苦しめる。でも見た目だけは女神だからか有能な人間に好かれ崇拝される。謎。
多分主人公を不憫な境遇に置かせたかったんだろうけど、1番の不幸はこんな母親の元に生まれてきてしまったことだと思う。
この先、全ての元凶であるこの邪神を滅する…!みたいな展開になったら星5ですわ。
ストーリーに絵の綺麗さを加味して星2です。
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