茜新地花屋散華
」のレビュー

茜新地花屋散華

ルネッサンス吉田

剥き出しで痛々しくて実直で

ネタバレ
2024年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某アナ雪でオラフが「自分より相手のことを思いやるのが愛」だと言ったが、この漫画も正にハニヤがそれを行動で表している。ハニヤは深沢の真っ直ぐな愛に答えて自分の性質を曲げてまで深沢を愛した。正にクリストフだ。ハンスは母に息子として愛されたいという願いが消化できず、自分を慕うアナを無下にし、消滅する。愛という言葉を繰り返すほど愛という言葉がどんどん軽くなる。軽くなっていいのだ。愛は行動に移すべきだし、脱肛してもいいくらいの覚悟で人を愛するべきなのだ。愛は痛々しくて脆くて複雑で難しい。人の心を形作るものだから当然であり、諦めては行けない。私たちはハ二ヤにならないといけない。
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