このレビューはネタバレを含みます▼
ユキのキャラデザがかなり好みだったので購入しました。
ラブシーンの描写がかなり良くて、相思相愛なカップルを3巻にわたって読めるので満足度高めです。
一方、龍仁のタイムリープや龍神様の力について、過去に水走家と龍神様の間でなにかあって特別な縁があるんだろうとは思って読んでたんですが、
そこについて答え合わせ的な過去描写はなく、龍神に寵愛された人間てのが龍仁のご先祖様?って想像はできることと、お守り、龍男というワードなどから察するのみ。
昔話・伝承とか好きな私的には、昔の龍神様のシーンなども見たかったので、ほとんど現代のシーンだけで説明されたのは物足りなく感じました。
後藤おじについてはやったことあんな邪悪なのに、急に事情のわかる親切アドバイス役になる変わり身の早さに驚きました。微笑んでないでまず謝れよ…;
最後タイトル回収が取ってつけたような感じだったので、あそこで叫ばせなくてもよかったんじゃないかとすら思いました。
あとユキにとっては龍仁のお父さん印象よくないままなんだけどよかったんだろうか…?
消化不良な点はありますが、読み返してみると龍仁とユキの出会いが川だったのは龍神様が引き寄せた縁だったからなのかなって考察もできます。
直接明かされてない細かな設定が作者さんの中にまだまだあるんだろうなと思いました。