白紙の上でさようなら
」のレビュー

白紙の上でさようなら

天井フィナンシェ

主人公に共感できるかが別れ道

ネタバレ
2024年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画がとても綺麗で、トラウマを抱えた主人公が理解者と出会いどうなっていくか引き込まれるものがありました。3巻まで読んで、残念ながらなかなか主人公に共感できず、続きの購入は断念。
31にもなって過去15年引きずるには理由が稚拙過ぎるうえ、モラハラっぽく演出しようとしている彼氏(婚約者)は別にそこまで悪いように見えません。きちんとふたりで話し合いをしてこずにズルズルと依存してしまったせいなのでしょうが、結婚して子供ほしいと望む彼に黙って避妊をし、連絡もせずに目の前のことにのめり込み、主人公がなんかとっても独りよがり。ちゃんと謝るし、連絡がとれないことを心配して迎えに来たり、また漫画書きなよ応援すると表明しているのに「俺が言った通りだったろ」と言われたら途端モラハラっぽく傷ついた顔してる意味がわからんが?って感じでした。いやその通りじゃん、漫画家先生たちよりも前に彼氏も同じこと言ってたぞ。聞いてなかっただけでは?と思ってしまいました。
彼のほうが、現実的な対応をしている気がします。これから嫌な部分がどんどん露見するのかなとは思いますが、もっと初めから分かりやすく嫌な彼にしたらすんなり主人公を応援できたのに思った作品。
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