このレビューはネタバレを含みます▼
最初は亡くなった佐藤くんがゾンビになって戻ってきたり、みんながそれを「あーあ」って感じで受け入れてたり、佐藤くんがシリカゲルを貪り食ったりしていたので、てっきりコメディだと思って読んでいました。
ゾンビの佐藤くんは動くけど会話は出来ない。ほづみは会話が出来なくなってから初めて佐藤くんと言う人物がどんな人なのか気になり出し、初めて恋らしき感情が生まれるも、相手はいなくなることが分かっている相手。
ラストはもう涙です。
感情など持つはずのないゾンビ佐藤くんが淡く微笑む姿が胸につまります。
いつもなら、if編はいらないと思うところだけど、今回に限っては何も言葉を交わせないままお別れになった2人(と市橋くんも)がちゃんと話せることが嬉しい!と思いました。
恐らく17歳差になるので、恋愛的な進展は望めなくとも…