このレビューはネタバレを含みます▼
内容重視で、超良いです。ここから完全ネタバレです。注意!…216Pです。ある日公園のベンチで酔っ払ってる受け君(22歳)に、話し相手になってと声掛けらた攻め君(26歳)!受け君は記憶喪失?(所々の記憶が無い)で、部屋で自分が誰かも分からなくなった時、免許証とかで確認して今に至る。生い立ちが、母が亡くなって、母を溺愛してた父に小さい時から母の代わりをさせられ(性的にもと思うけど、匂わす程度で描写は無い)、高校の時は、父が精神病んで、祖母に引き取られたけど、受け君の心のケアは誰もせず、高校卒業と共に家を出て、1人で我武者羅に生きてきた。その中で自分は汚い、汚れてる、という考えが記憶喪失に繋がる。昔、ある日公園のベンチで、酔っ払った攻め君と出会いその時、触られるのをいやがる受け君を見て、君は、心が綺麗だから、そういう考えなんだよと諭される。その時攻め君の元カノ(この時は既に別れた後)現れ月1で公園で寝込むほど酔っ払うから又宜しくみたいな事言われて…。そんな事攻め君も元カノも、忘れた頃に冒頭の出会い!触る触られる恐怖と、父のように間違った愛情の恐怖を持つ受け君と、好きな人を幸せに出来ない恐怖を持つ攻め君。ここから攻め君の今迄!攻め君は元カノと幼なじみで長いこと付き合ってたけど、Hが出来ず、その事で元カノから愛情無いと責められ、別れることに。攻め君は好きな人を組み敷くみたいな行為と、捉えてて、好きな人とはそんな酷いことできないという考えをしてしまう人。「別れてから人肌恋しい時に、なんの感情も無い人とはHできることが判明!」元カノからしたら意味わからず、月日が経っても、会う度にその事で攻め君を酷い言葉でなじって、精神的にボロボロに追い詰める。そんな2人が1人で生きる寂しさを感じる頃、知り合い仲良くなり、離れ難い感情になり…。ざっとですがこんな感じで、今と昔が交差する作品で、なるだけ、読み手にとってNGな描写を避けて描いてるので、喜怒哀楽全部読み手に与えるけど、読みやすいです。絵も良くて、満点以上の作品です。一応心のケアまでしなかった祖母の良い感情とかも描いてるし、元カノの酷さと、心では愛情有り(共感できず)も描いてます。