このレビューはネタバレを含みます▼
本当に本当によかった…心のどこに響いてるのかは分からないけど、確実にどこかに温かさがじんわり広がっていく最後でよかった…。作中、虫と蛍光灯とか、目先の光とか、光に関連する話が散りばめられてたけど、全てはハオレンの瞳に集約されるのかなって。ボコられて捨てられる出会いから(読後の余韻の中では最初の出会いそういえば酷かったなって思い出すとびっくりものだけど笑)、ずっと黒目ベタ塗りで感情死んでるみたいな怖さがあった。けど、ちひろの可愛い表情見た時とかに黒目に光が入ってキラキラしてるの!表情はちひろの方が豊かでいろんな感情を伝えてくれるんだけど、幸せって感情はハオレンの瞳の方が伝えてくれる。最後にちひろの前に現れたハオレンの表情は逆光であごを伝う涙しか見えなかったけど、見たことないほど光をいっぱい含んだ幸せな瞳をしてたんだろうなって確信してる…!ちひろも言ってくれてたけど、2人にはまだ時間がたくさんあるから、そこから先の長い人生を一緒に生きてくって2人が望んだ普通よりも何百倍も幸せなことだと思うな。今時、恋愛しない人もざらにいるから、相対的にも絶対的にも幸せだろうな。てか、幸せに過ごしてくれー!!!