新しいきみへ
」のレビュー

新しいきみへ

三都慎司

ジャンル誤認もまるっと伏線

2024年9月3日
物語の本命に入るまでが長いものの、その長い導入自体が全部きちっと全部伏線になっているため、最初から最後まで読めば無駄なく纏まっている傑作。
序盤で迷走してると感じる人は根本的にこういった構造の物語が合わないと思うので回避推奨。
随時投入される伏線と謎を終盤に向けて回収していく全過程が鳥肌もの。
物語の終わりに向かうにつれて日和ってグダグダになってしまう作品も多い中、きっちり最後まで奇麗に組み上げられた逸品。
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