このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルと表紙に惹かれました。実話をもとにしたお話だということを後で知りました。”自分を偽りながら生きる“ということは”体は自分であっても心は自分ではない“ということ。誰にも話せない緊張した状態が続くことがどんなにつらいことか…考えたら涙が溢れました。”異性愛者“は当たり前に好きな人といることや幸せを望むことができるのに”同性愛者“は好きな人との幸せをただ望むこともいけないことなのか…すべてを理解することは難しいけど分かろうと思うこと寄り添うことはできる、そんな社会になっていったら特別なことではなくなるんだろうな。主人公のことを分かろうと寄り添い本物の涙を流してくれる女友達がいてほんとによかった。困難や苦しみを乗り越えて幸せに向かって一歩ずつ進むリョウスケさん夫夫の姿に私自身も前向きに進む勇気をもらえました!現実に向き合い考えさせられる作品です。