二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします
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二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします

松葉サトル/大菊小菊/天路ゆうつづ

ハラハラするぅ!

ネタバレ
2024年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヨシュア様、ちゃんとして!アリエッティは、ヨシュア様から持ち掛けられた縁談が破談になったのに、神官としての務めを果たす為に彼の治める辺境のカービング領まで遥々やって来た。音楽を通して、教義と人々に生きる喜びを伝えて信頼を得て行く。そこまでは良いのだ。もちろん縁談を破談にした当のヨシュア様もアリエッティに魅かれずにはいられない!そもそもヨシュア様は、箔をつける為(領民の為とは言っているが)巫女姫と結婚したかったと言う。巫女姫は美しいヨシュア様に惚れているので。ハタから見れば何の問題も無い。今更実はアリエッティに惚れたからと言って。かつて会いもせずに破談にされて傷付いた彼女は喜んでヨシュア様をおいそれと受け入れるワケには行かないのだ。ヨシュア様は4巻目でやっと、アリエッティに自分を選んで貰える様に尽くす、と宣言しているものの。巫女姫はヨシュア様と結婚する気満々でやって来る。ヨシュア様もまた巫女姫にきちんとお断りをしていない。アリエッティにした様に、会いもせずに破談を申請したのみだ。ここに2人の女性を振り回しただけの男がいる。どうしてくれよう。ヨシュア様、ちゃんとして!人の心を弄んだ彼に深く深く反省して欲しい。このまま彼の思い通りになって欲しくないなぁ。アリエッティにはもう辛い想いをして欲しくないので、アリエッティが誰かに熱く思われてヨシュア様がハラハラするという嫉妬イベ来い!
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