明烏夢恋唄
」のレビュー

明烏夢恋唄

朔ヒロ

セクシーなのキュートなの

ネタバレ
2024年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外や異種やファンタジーは以前あまり読まないジャンルで更に男娼ものは、、と購入には至らなかったのバカなのか過去のわたしは??
ファンタジーの世界を読むようになったのは作者様のある作品があったからで、この作品で先生への信頼度がさらに上がりました。
男娼をしているのは罪の意識に対するけじめ、責任と償いという自分を奮い立たせる強い意思があった上での事だったので嫌悪感を抱くほどではなかったですが、同時にそういう表に出さない苦しみがあるからこそ多少のそういう描写にはやっぱり胸が苦しくなりました。
けど暁人に出会って手離してた『普通』への焦がれ、諦めてた心が揺らいで嫌だとか守りたいとか会いたい触れたいという素直な感情が剥き出しになってきてたのがとても良かった。
烏天狗の翠蓮が普段は色気ある誘い方や振る舞いをするんだけど暁人の前では素が出てしまって心が掻き乱されてる感じが本当にかわいい。
真っ直ぐ無鉄砲に首突っ込む暁人が『ちゃんと考えて』たのもすごく良かった。初めて会った時から惹かれあって坂道を転がるように止められない2人のお互いへの恋心がとても切なく優しくキュンとします。

ハピエンですがわたしは生粋のハッピー脳なのでご都合主義でも今こそファンタジーならではの要素使ってでも2人がさらに幸せに永く永く一緒にいられる未来を夢見てしまいます。暁人はそういう素質?あると思うので受け入れ態勢万全です!!
小冊子でもいいのでこの2人の続編見たい、、!!誰か偉い方見てませんか、、笑
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!