faker[フェイカー]
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faker[フェイカー]

千代崎

感情がぐちゃぐちゃになる

ネタバレ
2024年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんというか、受けも攻めもどっちの気持ちも分かるなって思いました。誠実にしてくれないと誠実でいられないっていうのは、確かにそうだなと納得しました。雑にしていたら、相手にとっても雑にしていい存在 と思われてしまう。特に良くない関係を築いていた先輩は、雑にされる事に慣れていってしまったから、雑じゃない.誠実な所もあるって自分に言い聞かせる事で自我を保っていたんだと思います。
だからこそ、自分が嫌いでそんな自分を好きだという攻めも信じられずにいたんでしょうね。
でも、攻めもきっと今まで、人の顔色伺って人の弱い所や、敏感な部分にぐいぐいと入っていっていたんでしょうから、お互い様な気もします。でも、お互いに好きになるべくしてなったと思います。私はこのお話、とても感情がリアルに描かれていて凄く好きでした。好きとは何か、大切にしたい物や人を真っ直ぐした思いで好きでいられているのか そう言った少し難しい部分に焦点が当てられていると思います。是非読んでみて欲しい作品です。
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