高嶺の藤くん
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高嶺の藤くん

いのえ門

ふたりの会話が刺さる哲学BL

ネタバレ
2024年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【2024.11.23追記】4巻読了!うわあ、いっきにストーリーが転がり出しましたね!勝手な予測では、まだまだ甘い関係が続き、当て馬に嫉妬するようなエピソードが入ると思っていたら!なんの前触れもなく貴雪が消えるなんて!!お別れの意味をこめた金のカップと満酌には胸が締め付けられました。なるべくアキラを悲しませないよう、サラリとアキラの記憶から消えたかったのでしょうか。遊ばれたと感じたアキラが、改めてカップを見てハッと「貴雪の意図」に気がついたのは本当に救われました。すごく次が楽しみですがなるべくこの2人には幸せで、笑顔でいて欲しい!!

【2024.9.26追記】表紙のデザインも凄く好みです。配色も良いし、なにより文字のフォント好き。これ何?教科書体とか言うやつかしら??詳しい方教えていただきたい!題名の文字の大きさと配置にもググッとくる!素敵な表紙!【以下オリジナルコメント】4巻まで一気に読了!知的な大学生の2人、貴雪とアキラのやりとりがグッときます。貴雪が、アキラに核心をつく質問をされて思わず自己防衛で一般論にすり替えて答えた時、アキラは即「無益」「よかれ悪しかれ君個人の話を聞きたい」「君は誰だ」と一喝して去りました。しびれます!決してイキった大学生のイタい会話ではないです。ずっと生き辛さを抱えながら、それでも他者を、自分を理解したい善く生きたい。と真摯に生きている2人の会話だから心に刺さります。哲学好きな方ならはまると思います。ぜひお試しを!
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