このレビューはネタバレを含みます▼
実際そうなのでしょう。読者である自分が、人の不幸は蜜の味だからこそ、自分はこのコミックを購入し、読んでいるのです。夜逃げの漫画なんてあまり見ないですからね。救難信号を周囲に出せず、又は出しても信じてもらえない人々が辿り着くところが夜逃げ屋なのでしょう。コレからも描いて欲しいです。苦しんでいる人々の実情も分かるのですから。ただ、夜逃げ屋で働いている作家さんの優しさにつけ込んで、夜逃げの費用を出させて、お金を返さず知らんふりして逃げた連中も描かれています。そういった連中を見抜く能力も必要なのだと、夜逃げ屋の社長を見て思いました。夜逃げ屋も命がけなのですから、当然です。