王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います
南乃映月/狭山ひびき/硝音あや
このレビューはネタバレを含みます▼
絵も綺麗でキャラもよく。
面白かった!
でも、
いるよね。仕事できるし勉強もできるし性格もいいけど、人の心の機微に疎いというか考えすぎというか、あれだけできるのに自己評価低すぎて自分に向けられる好意に否定から入る、そこだけがポンコツな人。
そんな主人公。
彼女に感情移入できなくて、話は面白いんだけど。なんかモヤっとする。他の作品の「実はものすごく優秀でした」な話は大好きなので、これも期待していたのですが。先を読むと変わるかな…?
4巻まで読んだので追記。
基本的には面白いです。が、ザマア感はほぼなし。そこまで嫌な悪役令嬢でもなかったし…退場のさせ方もあっさりな上に自分が知らない親の罪で…むしろアランが元凶で、主人公と婚約破棄したのは自分の八つ当たりでそうなったのに、そのことも忘れてて、思い出したら今度は新たな婚約者のことは完全にないがしろ。政略とはいえ、全く愛も情もなくあんまりにも可哀想。主人公にはすぐに求婚してくれた人がいるけど、彼女にはそんなのいないのに。アランだけだったのに。全ての元凶はアランなのに、2人の令嬢の人生めちゃくちゃにしといてまたそのことはなかったかのように…今度は隣国の王女とのアレコレ。そしてまた自分の仕事はオリヴィエにやってもらってるのに、またそのことに気づかない…なんだこれ? 全てはアランのダメさから始まってるのに、誰にもどこにも誠実さがなく(謝ってはいるけど)、なんだかんだ王族のままなにも罰を受けることなく話が進んでて、モヤモヤしっぱなしです。
バカのふり、あれでバカに見えると思ってたのか。今一つ演出が伝わってこない。そして、本当は優秀なんですよーの演出もなんだかな?という感じ。
もうこの先はいいかな。
いいね