このレビューはネタバレを含みます▼
切ない。本当にラストは色々な含みがあり色々な解釈ができるお話しですね。ラストは、「落とし前って、??え??本当に戻っ。。。」ってなりました。。それじゃ司郎がかわいそすぎじゃない??本当に戻って平気??親殺しのパラドクスにならない??大丈夫??なんて感じで一瞬焦りましたが、鴻は「司郎といたいから俺は戻る」と言っている。なのできっと大丈夫。司郎の事を何よりも大切に思っているからこその決断なんだよね。そして司郎の「次は俺の番だろ」発言ですよ。くぅ~この男は!!きっとやってくれるでしょう。どんな形であれ、絶対に2人は一緒にいてくれると思うし、そう願います。このお話しは、叔父さんも含め割りきれない感情を抱えていて気持ちと行動がチグハグだったり、どこかアンバランスな関係だけど上手くいっているようでもあったり。。ファンタジー作品ですが、白黒つけられない感情表現がリアルだな~と思ったりもしました。「末永く幸せに暮らしましたとさ。」とはっきりとわかるハピエンではありませんが、個人的にはハピエンだと思います。ストーリー重視の方、この作品を読んで何を感じるか、是非体験していただきたい。そして、出来ればレビューで共有して欲しいですね。また読みなおした際にレビューも覗いてみたいと思います。