だって望まれない番ですから
」のレビュー

だって望まれない番ですから

一ノ瀬七喜

買う価値あり!

2024年9月15日
ラノベは文章がちょっと…、と思う作家さんもいますが、この作家さんはそれがなかった。
個人的には「薬の魔物の解雇理由」の作家さんが一番美しい文章を書かれる方だと思ってますが、この作品も良かったです。
ストーリーもよく練られていて、第三王子、王太子と表記されているのを違和感無く読んでいたが…など、細かい所にスパイスが撒かれているのに読み手に気付かせないのが凄い!
一巻で散りばめた謎を二巻で明かされて行きますが、想像を越えていて、分かった上で読み返すとまた面白い。
第三王子はもちろん、王太子も、竜族の番への執着とも言うべき愛が全てを狂わせた、切ない話しです。
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