最高に面白かった!





2024年9月15日
アラタが、ほんとうにいい仕事をする。キメ顔がいちいち笑えるけど、その言動に過不足が一切ない。ぜんぶ胸を貫いてくる。表情が豊かすぎてどっぷり同調してしまう。この漫画を読んでつくづく思ったのは、人間の感情とは深く深く幾層にもなっていて、本人でさえ知らないところがたくさんある。だからあの人はこういう人などと第三者が簡単に分類することはできないということ。善か悪か、それだけでは収まり切れないものもたくさんあるということ。でも人間は、自身も周りも分類し、決め事の中で裁かないことには物差しで測れない生き物なのかな、実は動物より浅はかなのかな、と思った。最後の最後まで緊張して読んで、すっかりアラタロス。すばらしかったです。とても哲学的で一度読んだだけでは理解しきれない超大作だと思う。乃木坂太郎先生バンザイ!

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