このレビューはネタバレを含みます▼
「トリップ」→「コピーキャット」、スピンオフ「恋の片道切符」(六郎の中学時代)
作者の絵とセリフの間が良くて、お気に入りにしていたこのシリーズ。メインは松浪×律夫cp 他にも律夫の友人達の物語もあります。この物語に出てくる攻めキャラ達の下半身の緩さには色々と思う所はありますが、律夫の成長を見ると、あぁ…もうあんな感情、私にはないだろうなと。遠い、あの歳だから味わえる、貴重な時間だったんだろうなと(今ならその人の健康の心配になる)
初めてパーソナルスペースに赤の他人が入ってきた時の怖さというか。親以外の人間が自身の髪や肌に触れた時の嫌悪感と期待というのか。
その期待は好きな人に触れられたから…というより律夫の場合、自身の性を自覚した安心感というものの様で。想われる事の心地良さや触れられる安心感みたいなものを覚えた先に、大人の世界が…が「トリップ」その答え的な物語が今作(律夫たち同級生の中で、恋愛ではなく精神的な理由から流されてしまっているのかなと思ったのが、六郎でした)
松浪の酔ったら記憶が何も御座いません…にもう本当にイライラ。律夫がいるのに色んな人とヤリまくり(親友の六郎まで😩)アメリカに行った律夫と思い出作った彼がスパダリになって早よ戻って来い!と思った。だけど、それも恋愛で。
松浪の歳上としての不安も多少あるのだろう…と。素面の彼が抱きながら愛している…と言うのは律夫にだけ。律夫の思い出作りも最初から知ってたし…ふらふらと何処かへ行ってしまいそうな、人を疑わず信じてしまう律夫の可愛さに、心底惚れていて、そこにハマったと自覚したんだから一生追うでしょうと、最後はそんな風に思って読了しました。