このレビューはネタバレを含みます▼
家族の中でたった1人、精霊の加護を持ち白狼に変化できるルディ。父も母も兄も凄くいい人で甘々です。王族からも信頼されてます。負の感情を抱かないよう家族から大切に育てられたのは、精霊の善悪はルディ次第で怒りや憎しみが昂ると精霊が味方しちゃうそうで…精霊怖い。ルディが国よ滅びちゃえ!と願ったら瞬殺で焼け野原なのかな…
ただ会いたい、完治してから元気か知りたいと思っていた騎士様から、誤解のせいでどんなに酷い扱いを受けてもただ落ち込むだけのルディに私の方が、おいリッカルドー!今何て言った?お前腹立つわ〜話し聞けよ!こらーお前戻ってこーい!何?その扱い!と1人怒り切れまくりました。リッカルドもアーロも思い込みや自己意識が強くて嫌になる。せっかくアルヴィンが忠告や説得しても聞く耳持たずで、この2人はバカだぁ…もっと立ち上がれなくなるザマァが見たかった。ラストで、ルディの生まれて初めての怒りと悲しみの涙に鳥肌が立った。騎士アルヴィン最高!素敵!ルディの美しい白狼姿もイラストで見たかった〜精霊達に祝福される2人のプロポーズシーンには涙が出ました。
まったくイチャイチャエッチは無いですが無くてもいい。読み終わりはホワッと穏やかな気持ちになりました。