このレビューはネタバレを含みます▼
ストーリーの納得感を重視される方には大手を振っておすすめできます。また、美人受けのノンケスパダリ攻め、社長と秘書の恋愛…というカテゴリがお好きな方々にも安易におすすめしたいと思います。
(ここからネタバレ含む)
神様という表現がされているようにまさに序盤の攻めへの気持ちはアガペー的(少なくとも当人の意識下においては)であり、思わぬエロスへの気付きと自分自身への絶望からくる拒絶、最終的な自身の欲望に対する受容までを1冊の中で描き切っており、完成度と満足度の高い作品でした。
図らずしも推しの寵愛を受ける作品はいくつかありますが、ここまで尊い思いを突き通すケースは珍しいように思います。作者さんが、10数年の受けの努力をとても大事にしてくれているんだなと、感慨深くなりました。
改めて、ありがとうございました!