このレビューはネタバレを含みます▼
単行本購入👍
まず、絵が綺麗すぎる、美しすぎる💗
オメガバース作品の中でも、性差や差別的な考えが顕著に現れている作品です。心が痛くなる場面も多々ありです。Ωはαを恐怖の対象として、恐れ慄くし、嫉妬や恨みを募らせています。αはΩを性のはけ口としか見ていない、いつだって優位に立とうとするし、傲慢で利己的な生き物です。
ただ、この作品のαの一条くんからは、そういう性の固定概念を変えてくれる魅力が溢れています。最初は一条くんの好意を性のトラウマから拒んでいたΩの北原くんがだんだんと受け止めて心を開いていく展開に心が救われます。