魔王と勇者の戦いの裏で
」のレビュー

魔王と勇者の戦いの裏で

葦尾乱平/涼樹悠樹/山椒魚

骨格部分はありきたりだが肉付け部分が秀逸

ネタバレ
2024年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「主人公がRPGのゲームの世界に転生してバッドエンドを回避するために奔走する」という作品の骨格部分は"異世界転生もの"として実にありきたりで珍しいものではないのですが、そこに肉付けされていくこの作品のオリジナリティーの部分(キャラ設定とその生き様・キャラ同士の関係性などなど)が実に魅力的なので、読めば読むほどその独特の世界観に引き込まれていきます。そして主人公がチートまみれではなく、自らの努力と頭脳で生き残る術を模索している姿が好ましく、全力で応援したくなるんですよね〜。🙂

そんな地道にひっそりと生きようとしている彼が、ハニートラップにコロッと引っかかってしまうような危なっかしい天然勇者に懐かれてしまう展開が私的にはツボで、この素敵な友情関係の先には笑顔のハッピーエンドが用意されている事を切に願いながら、ストーリーを追っています。😶
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