逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります
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逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります

さかもとびん/蒼伊/RAHWIA

ついに王子が面白くなってきた!

ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻でついに親バカならぬ婚約者バカ炸裂になり、溺愛超えて執愛になってきました……(ツッコミ役はテオドール)。
ドレスのデザイン描き出すとは思わなかったわ…。
腹黒系真面目王子(?)だと思っていただけに(チョイチョイ傾向はあったけど)。


領地に無理矢理いくときもそれっぽい片鱗あったけど、王族がドレスのデザイン考えるまで吹っ切れるともうコメディだわ。

本編はいまだ謎が多く、解決したのは巻き戻り前にラシェル(ヒロイン)を陥れた友人令嬢たちの思惑だけ。精霊王のことも聖女の力も、魔力枯渇や闇の精霊がなぜ秘匿されてきたかも全然わかってません。

おそらく魔力枯渇は巻き戻りに魔力使われたんじゃないかとも思うけど、いよいよアンナ(聖女になる予定?)が出てきてその辺が明らかになっていくのかな?

テオドールが何者なのかが1番気になるところ。多分ここからの展開の唯一救いになることを知り得る人物。
巻き戻り前でもサラ(メイド)に命を庇ってもらってるところや聖女にしたことを後悔して反省しているあたり、元々は純粋で見識が狭かったただのお嬢様なんだよね、ラシェル(ヒロイン)は……幸せになれるといいなぁ。
たまに入る葛藤が切ないです。
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