このレビューはネタバレを含みます▼
怪我や傷の痛みをその身にまず受けてから癒やす、という独特な回復魔法を使うルーアは神殿から不当に搾取されていた。親友だと思っていたツインテールもルーアから何もかも、婚約者までも奪って行く。その事に遅まきながら気付いたルーアは、復讐を誓うのだったー！というよくあるお話。違うのはルーアは実は受けた傷や病、痛みをまた人に移す事が出来るという、所謂、攻撃魔法の使い手でもあったのだ。このギフトを使って、神殿の悪事を暴こうとして行く。ルーアの助けには、訳アリ風の第二王子。お約束で、彼は幼ない頃にルーアに一度会っていて。淡い初恋。あるあるですねー。そしてルーアはそれにまだ気付いていない。ジレジレ〜。まぁ神殿の悪事は近く暴かれるでしょうし。魔物退治で王子は名を上げるでしょうし。元婚約者は逃した魚が大きかった事を悔やんで頂き、ツインテールには徹底的に断罪して貰いましょう！ドレスの繊細なレースの表現や、淡いカラーの麗しさには惚れ惚れ。特に王子の破顔はいい！完結まで楽しみたいと思います！
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