ハッピー・オブ・ジ・エンド
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ハッピー・オブ・ジ・エンド

おげれつたなか

心抉られるけど買って良かった

ネタバレ
2024年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ○1巻読んだら2巻、3巻と止まらないストーリー展開でどの巻も緊張感が漂い間延びする事なく辛さとどうか幸せでいてと願いヒリヒリしながら怒涛の展開で駆け巡った。

○読むのに覚悟が必要、辛くなりそう、闇が耐えられないかもと手を出していなかったけど、読後この作品を読めて良かったと思った。

○黒髪年上×金髪年下。受けの方がガタイ良しで攻めの方が美人でイケメン。攻めのビジュアルめちゃくちゃ良い!どちらも過去にいろいろあるし、本人たちのせいじゃないとても良いとは言えない環境、もう誰が悪いのか犠牲者なのか心がぐちゃぐちゃになった。でも可哀想な人だとしてもマヤのやっている事は許されないしハオレン(ケイト)と千紘がこの先心から安心できるためにもマヤの最後は納得。マヤ自身もそれが今できる一番の幸せなのかもしれないと思った。

○出会いは最悪で2人ともクズな生活をしているけど、お互い浮気とかそういう事はなく相手の事を思っていて一途。回想シーンなどで体を売っていたり、暴力的なシーンはあり。
2人のHは毎回濃厚でエロい。

○そして2人とも生きてきた環境とか荒んでいるけど、根っこの部分はピュアでそれが余計に不憫で心苦しくなる。
大好きなカメラを手にした時の目をキラキラさせて純粋に喜ぶ千紘の笑顔やネックレスの事、攻めのハオレンの受けの千紘に対する執着のような激重感情とかお互いに唯一無二の存在で、ささやかな2人の幸せなシーンはどうかずっとこのままでいてくださいって願わずにいられなかった。
特に3巻はボロボロ泣いてしまったので読む場所、タイミング注意⚠

○先生の画力も良くて、ちゃんとハピエンで終わるし、読者がこの先2人の幸せな世界を想像できるラストはとても良かったけど、めちゃくちゃ辛かったから2人の幸せな姿をもっと見たいのと私の心の平穏を保つために1巻丸々2人の日常の幸せ・イチャイチャだけの番外編を欲してしまう。
あと加治さんも幸せにね。小森さんや周りの害の無い人皆んな笑って暮らしていて欲しい。
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