鬼滅の刃
」のレビュー

鬼滅の刃

吾峠呼世晴

不朽の名作

2024年9月29日
令和の社会現象にもなった名作。世界観と、時代設定と背景設定がとてもいいです。
主人公は、自分達と共感できる身の丈に合った少年。貧しいけれど幸せに暮らしていた生活が、一気に壊された絶望、残された妹にされけれど、人間に戻すために必死になって葛藤しながら生きてゆく炭治郎を誰もが応援したくなるでしょう。
また、鬼たちの人間時代のエピソードも素敵です。皆、鬼たちも苦しみを抱え、悩みながら生きていたところ、弱みに付け込まれ、鬼となる生き方を選び、死の間際に過去の過ちを走馬灯のように思い出し、塵となって消えてゆく。
鬼は許せないですが、鬼にもそれぞれの過去を設定しているのが、とてもこまやかで丁寧なストーリー設定だと思います。
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