このレビューはネタバレを含みます▼
5巻まで涙もありつつ楽しく読めましたが、6巻で湊の環境、心境が発覚し、自分に重なりすぎて昔を思い出して読むのが辛くなってしまいました。
ここまで似るかってくらいすぎて心がキツくて途中で閉じて、でも気になって読んでみて、やっぱり辛くて。
湊の感情の一つ一つが、そんな湊にかかる友人の言葉たちが、漫画だけど、私に言われている訳では無いけれど、なんだか昔の私の押し込めて忘れるふりをしていた感情たちと少し向き合えた気がします。
ちょっとずつしか読めないし、この先読めるか分からない。
だけど湊がどうなるのか、どう向き合えるようになるのかが私の参考に、って言葉はなんか違う気がするけれど、どうか漫画の中の世界ではこういう子達が、自分を大切と言ってくれる人と向き合えるようになってほしい。
他人の言葉を素直に受け入れられて、自分を嫌わなければ自分を保っていられない日々も、誰かの幸せは誰かの地獄なんて言葉を考えなくていいような日々も、人の優しさを無意識に受け入れられるようになる日々も、誰かを心から好きになれる喜びを、普通の人が当たり前に過ごす日常を、当たり前に過ごせる日が来ることを願います。
誰かが失恋するかもしれません。
誰かが心を裂きたくなるほど泣くこともあるかもしれません。
だけど皆が悲しみを乗り越えて、前を向く力に変えられる強さを得て、最後は全員が未来に幸せを感じられますように。