ロマン、好きです。

最初の駆落ちの話で胸をグアっと鷲掴みされる。これくらいの時代モノは思想自体は一旦棚に上げといて、若者に気概も覇気もあるのが違和感なく楽しめてイイ。今よりもっと死を身近に感じてたからかもしれないが、イイものが残ってる時代だなとも思う。
何作か読んでる作者さんだけどお話自体がちゃんと面白いので好き。絵もヘタウマで趣がある。主役の二人が始まりを思うと尚更可愛らしいのだけど弟の真人がまたイイ存在感。
二人の会話を聞いてるだけでも楽しかったが、『喉に刺さった小骨みたいに気になってしょうがない』ってあまり良い意味で捉えたことなかったので、この場合の使い方が正しいのか分からず思わずネットで検索したんだけど正しそうなソースが見つからずモヤモヤ‥それこそ喉に刺さった小骨のように……